国東オリーブオイルについて

大分県国東市への農場見学

国東オリーブオイルが生産されている大分県国東市へ行ってきました!

国東市は大分県の国東半島にある、山と海に囲まれた自然豊かな土地です。神仏習合の原点ともされ、お寺と神社を一緒にしたような建物が多く見られました。

国東オリーブオイルは、たくさんのオリーブ農園から収穫されるオリーブから搾油されます。
今回は、河野農園さんとJAおおいたさんへ訪問しました!

河野農園代表である河野博己氏、奥さんの陽子さん、息子さんの嘉徳さんとお話してきました。



写真は、嘉徳さんです。25歳になるそうで、お若いのに凄いなと感心しました。


ウェルカムドリンクとして、オリーブの品種である熟れたマンザニロに切り込みを入れ、クエン酸液で漬けた原液を炭酸水で割ったビネガードリンクのようなものを頂きました。苦みもありますが、オリーブ独特の爽やかさがとても感じられ美味しかったです!
河野農園さん独自で加工しているオリーブの新漬けも頂きました。新漬けもマンザニロを使用し、嘉徳さんが加工しており、味わいはどこか懐かしいおばあちゃんが漬けた漬物のような風味でしっかりとオリーブの苦みや旨みも感じました。



マンザニロジュースとマンザニロの新漬けです!両方とも綺麗な色していました。


河野農園さんでは現在、2ha、約700本のオリーブが植えられており、オリーブだけでなく、荏胡麻やブルーベリー、カボスを育てており、退職を機に、オリーブに目を付け本格的にオリーブ農園を着手してきました。



実際に栽培している荏胡麻です。荏胡麻は匂いが強烈に臭いらしく、イノシシなどが寄って来ないみたいです。オリーブの実と一緒に保管しているので、ある意味、オリーブの実を守ってくれていますね。


木々が植えられているのは、ご自宅から車で1分ほど登ったところに1つ、登ったところから細道を1分ほど車で走らせたところにある。標高が約350mあり、昼間でも風が吹くと肌寒い場所にあります。



こちらが車で1分ほど登ったところにある栽培所です。実は、木々が植えられている下にもオリーブの木が植えられていました。とても広いです。こちらの場所には広場があるのですが、収穫時期になるとボランティアを30人ほど集め、オリーブご飯やシシ汁をふるまうそうです。美味しそうですね!

写真の場所には、約300本のオリーブの木が約4.5m間隔で植えられており、木々を上から見下ろすととても綺麗なオリーブの葉を望むことができます。オリーブの実は、ほとんどの実が収穫後ではありましたが、身のなっているものは綺麗な色して付いていました。


2つ目のところは、約400本植えられ5~6m間隔で植えられていました。



間隔が広い分、軽トラが間に入って収穫できるのでとても効率的だ、と、息子の嘉徳さんは仰っていました。


ただ、品種によってどこに植えるかなど明確に定めていないのでどこにどの品種があるのかを覚えないといけない、と、代表である博己さんは仰っていました。こちらの栽培所は、原因不明で枯れてしまう品種や実の付きが悪い品種もあるのでその分は伐採して植え替えを行うそうです。


実際に枯れてしまい、伐採した後です。この他にも枯れてしまっている樹々は数本ありました。


今年は河野農園さんトータルで3トンの生産を目指すそうです。今年1月の積雪で花は綺麗に咲きましたが、胚芽と梅雨が被った為着果はあまりよろしくなかったがそうです。しかし、9月に雨が少なかったこと、8月の天気も良かったのでオリーブの実、オイル共に昨年よりも生産量は増えるそうです!オイルの仕上がりがとても楽しみになるお話ばかりでした。



JAおおいた東部事業所にある、オリーブオイル搾油所へ訪問し、国東オリーブ振興協会の栗林慶子さん、JAおおいた園芸課の林宏星さんとお話しました。



その前に、大きい看板が私達を迎えてくれました!お2人ともオリーブオイルソムリエの資格を持っているそうです。お2人との写真撮るの忘れてました。
ちょうど、訪問した日に搾油が行われたのですが、あいにく時間が合わず見れませんでした。



搾油所には、ペースト状にする機械が1台・搾油機が2台ありましたが、1台はサイズが小さく1度に搾油できる数量が少ないことからあまり使用していないそうです。入らせて頂くと、オリーブの新鮮な青っぽい香りが部屋中に充満していました!搾油所に行くのが初めてでしたが、搾りたてはこんなにいい香りがするのですね。



搾油する際に、オリーブの実をペースト状にするのですが、こちらの写真は搾油した後のペーストを入れたカゴです。ペーストは黄緑色をしていますが、搾油後には茶色になります。
ペーストにするオリーブの実を、機械に振り分け傷物などがあれば避けるようにベルトコンベアーのような機械を導入しました。そのおかげで、選別にかかる時間が減り効率よくオリーブの実を搾油することができるようになったそうです。



搾油したてのオイルと濾過したものを特別に試飲させて頂きました。
まず、目を引くのが色!搾りたては実などが入って少し、濁っていますが、濾過されたものは綺麗な色をしていますね!
搾油したてのオイルは青っぽいバナナの香りがとても良く、国東オイル特有のフルーティな香りがとても良く感じられました。味は、口当たりの良さは健在でしたが、昨年にはなかった喉や舌の奥を刺激する心地よい辛味を感じました。濾過したものも、搾油直後とは違いフルーティさや青いバナナの香りは落ち着いていたが、辛味は強く感じました。

林さんは、レッチーノの割合を多めにした分辛味が出たと仰いました。国東オリーブオイルは、単一品種でのオイルが困難であることに気づき、栗林さんと林さんは、日本オリーブオイルソムリエ協会が開いたブレンダーの講座を受けることに。その講座を受けたことによって、単一品種にこだわらなくてもそれぞれの品種の良さを引き出すことを知れたことが良かったそうです。

栽培する年度によって、どの品種がどれだけの収穫量が見込めるなど違ってきます。毎年同じ風味や味を出すことが難しいと言っていました。

様々な品種が栽培されている国東、オリーブオイルに対しての情熱が凄い皆様がいるからこそ出来る、国東オリーブオイルの面白さや難しさがとても伝わってきました。


ご質問や不明な点等ございましたら、いつでもお問い合わせしてください!
本日より、国東市産オリーブオイルや塩漬けの販売開始です!
是非、お試しあれ♪



商品ページはこちらからお進みください。
国東オリーブ
国東市産オリーブの塩水漬け
河野農園オリーブの塩漬け
(2021年12月9日)

  • ラッピングについて
  • メールマガジン登録
  • 新規会員登録

営業日・定休日のお知らせ
  • 今日
  • 定休日
  • イベント

●油屋マルキチでは、インターネットからのご注文を24時間承っております。(PC・スマホ・携帯電話)

ページトップへ